光と素材がつくる、EQUALLYの新しいアトリエ
– EQUALLY atelier NOLE –

  1. インテリア

EQUALLY atelier NOLE は、豪徳寺で育まれてきたEQUALLYの世界観を受け継ぎながら、より洗練された素材感と、お菓子づくりに宿る繊細な手仕事を感じられる場所として計画した。

1号店が、街の日常に寄り添うクレープ屋として親しみのある存在であるならば、2号店となる本計画では、EQUALLYのものづくりに込められた丁寧さや、ひとつひとつの素材と向き合う姿勢を、空間全体で表現することを目指した。
店内を包み込む淡いベージュの左官調の壁面は、過度に主張することなく、商品やパッケージ、器、そして光の表情をやわらかく受け止める背景として設えている。ざらりとした質感は、手仕事の温度を感じさせながら、丸みを帯びたカウンターと呼応し、空間に穏やかな流れを生み出している。

中央に伸びる大きなカウンターは、販売台であると同時に、EQUALLYの世界観を象徴する存在である。左官調の量感あるカウンターに、ガラスケースの透明感、ステンレスの端正な表情、木部の温かみを重ねることで、甘さに寄りすぎない、凛とした菓子店の佇まいをつくった。
壁面に組み込んだ棚は、商品をただ並べるための場所ではなく、EQUALLYのパッケージや焼き菓子を小さな展示のように見せるための装置として計画している。棚下に仕込んだやわらかな光は、商品を美しく照らすだけでなく、壁面の凹凸や木の質感を浮かび上がらせ、店内に奥行きと温度を与えている。

また、ガラス越しに見える厨房やショーケースは、菓子づくりの背景をさりげなく伝える要素として扱った。完成された商品だけでなく、その奥にある手仕事や時間の積み重ねを感じられることが、この店舗の大切な魅力である。
外観は、街に対して大きく開きながらも、過度なサインや装飾に頼らない構成とした。夜には店内の温かな光がファサード越しに滲み出し、店そのものが小さな灯りのように街へ現れる。豪徳寺という生活の気配が残る街並みに対して、華美ではなく、自然に記憶に残る佇まいであることを大切にした。

EQUALLY atelier NOLE は、日常の延長にありながら、少しだけ気持ちが整う場所。
EQUALLYの新しい表情を、光と素材によって丁寧に描いた。

EQUALLY atelier NOLE

用途
クレープ専門店
場所
小田急小田原線 豪徳寺駅
竣工
2026年5月
構造
鉄筋コンクリート造
階数
1階
EQUALLY atelier NOLEEQUALLY atelier NOLE
実績の画像
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