葉山町に築 100 年の古民家を再生した複合施設を計画しました。 オーナーは鎌倉の「ヨリドコロ」、レンバイ市場店、葉山・真名瀬の「港の灯り」に次いで 4 店舗目のオープンです。
店名にある「楚々~ soso ~ HAYAMA」とは楚々とは、意味を調べると清らかで美しいことの表現方法。 葉山での暮らしの中で自然と余計なものがそぎ落とされ、シンプルになっていく。 自分にとって本当に大切なものを丁寧に選び取っていく。 そんな洗練された美しい生き方を体現できるような、葉山で暮らす頑張る人々に寄り添う、優しい場所を目指す場です。
古民家再生には、解体してみて分かることが多々あり、その中で優先順位を決めプロジェクトを進めていくことが、 重要な要素になります。また、今回は約 90 坪の広い庭は、訪れた人が気軽に利用できるような開かれた場所であり、 庭一面には芝生が広がる公園のような空間。家族やペットとのんびりしたり、ゆっくり自分と向き合ったり、 地元葉山の方々が交わる日常的なコミュニケーションスポットとしての空間を計画しました。
またこちらのガーデンや建物はウェディング会場としても活用予定されます。 自然豊かな葉山を身近に感じられるような、少人数でのウェディングを提案する予定です。
ファサードは、極力既存の木を利用しつつ、研磨し塗装するという、手間のかかる工程を踏み、大切に大切に 建物を生き返らせて行き、葉山の新たなシンボル的な役割を担います。
「葉山らしく、私らしい」場になるよう願いを込めて。