上大岡駅前に計画したビールと薫製肉のバル。駅からほど近く、人通りが多い鎌倉街道沿いに物件があり、以前は靴屋さんが営んでいた。
10坪にも見たない空間だが、私たちは肩肘張らずに、「いつものお店」のように地元の方々に根付いたお店を目指した。仕事帰りやカップル、仲間同士など。どんなシチュエーションでも、この空間で、店員さんと何気ない話で盛り上がることができるそんなお店を目指した。
駅からの人通りが多いガラス窓の中心に2階を支える大きな柱があった。柱を撤去し、梁を大きくして店内を見せるかどうか悩んだが、補強も兼ねて柱を新規に取り替え、そこに店舗の象徴となるシンボルツリーを配置することで、地元に帰って来てホッとするような演出をした
店外と店内には黒板を配置し、新メニューやイベントなど顧客とのコミュニケーションを図り、前を通る常連さんに挨拶する。そんな日常が楽しいと思うのです。
この空間で街とのコミュニケーションを図った。その価値を楽しんでもらえますように。
