チーズ職人による、地域と繋がるパニーニ専門店

株式会社 Latteria BeBe 代表取締役

山崎大志郎

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kusukusu Inc. 代表

鈴木 竜

今回は鎌倉で有名なチーズのお店「ラッテリア べべ カマクラ」さんのオーナーであり、今回鎌倉に2号店目をオープンした
「プッチェリア べべ カマクラ」さんのオーナー、山崎さんにお話をお伺いしました。
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鎌倉で人気のチーズ工房と併設したレストラン「ラッテリア べべ カマクラ」さんの新業態でのオープンとなりました。今回のお店はどの様にデザイン会社を探しましたか?

鎌倉御成通りにある「ラッテリア べべ カマクラ」のお店の近くに、昨年新しくレガレヴさんがオープンしたんですね。そこのお店がとても素敵な内装だったので、レガレヴさんのオーナー佐藤亮太郎さんにクスクスさんを紹介していただきました。

どの段階で弊社にご相談に来て頂きましたか?

物件が決まって、いざどのようにデザインするかという段階で相談させていただきました。

弊社に決めて頂いた理由はなんですか?決め手などがあれば教えてください。

クスクスさんがデザインされたお店がすごくかっこいいお店だったのと、鎌倉のデザイン事務所だったということが決め手になりました。
自分自身も地元に根付いて仕事をしていきたいと思っていたので、地元に根付いて仕事している方にお願いしたかったですね。

地を知って、土地柄もわかっていてくれている方にお願いしたかったというのはありますね。

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立地や物件に伴う弱みや強みはありますか?

物件の強みは、立地ですよね、大通りで駅近で便利な場所なのでそれにつきますよね。

物件を選ぶときに重要なことは、設備要件が足りているか。
最初に物件を契約してしまうと、給排水や電気の容量が決まってしまいます。
そこから、メニューや厨房機器を確認をして必要な設備容量が出てくるので
その時点で容量が足りない場合は、電気申請などして、容量をあげることが多いです。

事前にしっかり確認しないと、費用面でも大変なことになりかねないですからね。

これからまたお店展開していく際には先に設備容量を確認してもらってから
物件を探した方がいいっていうのも勉強になりましたね。

容量も算出してたんですが、その後にまた二転三転とスチコンが増えたりとしたんですが、そんな無茶振りにもクスクスさんが寄り添って考えてくれたのもありがたかったですね。物件で必要なところは設備チェックということですね!

お店のコンセプトや店内のイメージが山崎さんの中で固まっていった過程を教えてください。

パニーニ専門店は10年くらい前からやりたいな〜って思っていて、手軽に食べれる感じが本当によくて、イタリアでパニーニにいつもお世話になっていて、ずっと温めていたところはありました。

お店のイメージは、ウッディーで温かみのあるようなお店にしたいというのは漠然とあったのですが、細かいところは固まっていない状態でした。
一緒にレイアウトからキッチンの配置から二人三脚でやってもらって一緒に考えてくれて徐々に固まっていった感じです。

 

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設計当初に山崎さんから「あまりかっこよくし過ぎないで欲しい」とのご要望がございましたね。

やっぱり、カジュアルでお客さまが入りやすいお店にしたかったんですよね。
あまりガチガチにしてくるようなお店ではないと思ってます。

ここは譲れないという設計でのポイントはありましたか?

厨房はオープンキッチン、お客様と対話できないような閉鎖的なキッチンにしたくないというのと、開放感のあるお店にしたかったので、大通りですし外からみて、中まで見渡せて夜には光が溢れていて、「入ってみたいな〜」と思うようなお店にしたかったんですよね。

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店舗の理想的な進め方は、ターゲットを決め、メニューや厨房機器をある程度決めて、コンセプトにあった物件を探し、設備の容量の確認、厨房レイアウト。
また、同時並行でブランドイメージを固めていく作業も行います。

今回はクスクスがロゴデザイン、ショップカード、名刺やDM、テイクアウトチラシ、メニュー表、Tシャツなども担当させて頂きましたがいかがでしたでしょうか。

今まで自分たちでやっていたところをプロの人にみてもらったり、テイクアウトの容器の相談など、お店に関する全てのことをご相談できるというのはとても心強かったですね。
1号店のときは自分たちで考えて、荒削りでやっていった感じですね。
ワインの注文が入って、オープナーがない!みたいに行き当たりばったりな感じでオープンしていたですよね。
そういった経験があって、今回お店を作るにあたって、飲食のプロではあるけれど、メニューひとつにしてもただ、メニューが書いてあるだけでなく、そこにデザインが入っているだとか、ブックをどうしようとか、
そういう全てがお店のひとつだと思うんですよね。
それを相談できて、ひとつひとつ一緒に作っていく提案してもらえる。これが一番、今回お願いしてよかったなと思っているところですね。

実際にできてみて、お気に入りのポイントはありますか?

できあがったときにこれは、とっても気持ちの良い空間だなと思えました。
特に色合いが良くて木は木でも、バランスがいいというか、居心地がいい。
かと言ってカジュアルすぎない空間になっているので、
居心地の良い空間とオープンなところが気に入っています。
お客様にもそう思ってもらえたらいいですね。
あと、地元の中村ともよさんには一号店に引き続き、看板や店内の細部のところも作っていただけて中村ともよさんの作品によって、温かみのあるイメージを入れてもらえました。
地元の方とのコラボレーションという意味では、パンはブレッドイットビーさん、ジェラートはサンティーさんで
鎌倉のつながりを大切にしていきたいという想いで、鎌倉を一緒に盛り上げて行けてお客様が最終的に喜んでもらえて、自分たちもそれが嬉しいとか楽しいとかそうなっていったらいいなと思っています。

今後パニーニ専門店の2号店目も考えていますか?

新しいチャレンジとしては、逗子とか湘南界隈っていうのもいいなと思っていますね。
都内とかは考えていなくて自分が好きな街で自分が好きな仕事をしたい。
お金儲けだけじゃなくて好きな街にお店を出すことで、地域貢献とかにつながったら自分たちの存在意義があるんじゃないかと思っています。

地元のイベントにも積極的にご参加されてますよね。

できるだけでるようにしています。目指すは地元貢献方飲食店です!

地元の方に愛されていますね。
スタッフも本当にいい方が集まっていて、山崎さんの人徳ですね。

スタッフが喜んで長く働きたいと思ってくれるようなお店作りをしていきたいですね。

最後に、弊社を選んで、よかったなぁと思うことが何かあれば教えてください。

レガレヴさんからご紹介いただいてから、このインタビューのレガレヴさんの記事を見ていて、「友人のようなお付き合いでこの先も付き合っていきたい」というのを読んで、「まさか、それは言い過ぎでしょう〜!」と思っていたんですけど、本当にそんな感じになりましたね。笑

これからも末長くお付き合いしていきたなと思っています。
本当にありがとうございました。

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